蒼月です。
ここでは私たちがすせあきにハマるきっかけともなった大事件について語っていきたいと思います。
なお、ここで語ることは全て紛れもない事実ですので。
さて、それでは話を進めていきたいと思います。
話はA/BCのブラリのライブハウスツアー岐阜の前日にあたる、2008年の3月19日にまでさかのぼります。
その日の夕方、私こと蒼月は翌日に控えたライブのため、駅のロッカーを確保しようと岐阜駅に降り立ちました。
やすやサポメンの方々がその辺りをうろついているかもという淡い期待を持ちつつ、サインペンと、サインして貰いたい参考書を携え、岐阜駅内をウロウロ。
その時は半信半疑ながらも期待してしまうなんて、私ってアホだなぁとか思ってました。
岐阜駅2階のロッカーにてまだ数に余裕があることを確認したので、徘徊を開始。
岐阜駅の2階には本屋とCDショップが向かい合うようにあるんです。
徘徊と言ってもどうしたらいいものやらよくわからないので、とりあえず本屋の辺りに足を進めようと歩いていました。
すると、そこで前方に不思議な2人組を発見。
その段階では後ろ姿しか見えなかったけど、片方は半分の髪が赤く、もう一人は黒髪で細身。
A/BCのサポメンのしゅうせさんは頭半分赤いことを思い出し、一瞬固まる。
上がる心拍数。
溢れ出るアドレナリン。
気付けば、そっとその2人を尾行していました。
すると、2人はCDショップに入店。
この時点でもちょっぴり疑ってます。←極度の心配性。
人違いだったら嫌なので、そっと前に回り込み顔を確認する。
………本人だ!!
しかもしゅうせさんだけでなく、あき様までいらっしゃる!!
ちなみにこの時、あき様はグラサンをかけてて、しゅうせさんはグラサンもかけず、帽子すらも被ってませんでした。
とても開発が進んでいるとは言えない岐阜駅、しかもこの日は雨の降る夕方。
店内にいるのは、私としゅうせさんとあき様、そして店員2人(オッサン)だけでした。
こんなオイシイ状況、一生のうちに経験することなんて恐らく2度とない。
ここで声を掛けねば一生後悔すると思い、意を決して声を掛けました。
私「すみません。」
しゅうせさん『はい?』
私「しゅうせさんとあきさんですよね?」
しゅうせさんに声をかけたはいいものの、あき様は気づいていないのか、店内の奥に足を進めていました。
しゅうせさん『あ。あき〜。(店内にいたあき様を呼ぶ。)』
しゅうせさんに呼ばれ、振り向いたあき様は状況を理解なさってこちらに近づいてくる。
私「すみません、サインお願いしてもいいですか?」
しゅうせさん『ええよ。』
震える手つきで鞄からサインペンと参考書を取り出す。
私「お願いします。(サインペンと参考書を手渡す)」
しゅうせさんは、右手にキャップのついたままのサインペン、そして左手にはサインしてもらいたいページを開いたままの私の参考書が乗っている状態。
一瞬固まるしゅうせさん。
しゅうせさん『キャップ取ってもらってもいい??』
私「はい、すみません。」
しゅうせさんとの初めての共同作業(笑)でサインペンのキャップをはずす。
サラサラとサインをするしゅうせさん。
私が手渡した参考書は割と専門的な分野だった為に、普通ではありえない単語が並ぶインデックスが大量に張り付けてありました。
しゅうせさん『○○?』←参考書の分野を口に出すしゅうせさん。
私「はい。」
きっとしゅうせさんも気になったんでしょうね(笑)
しゅうせさん『地元の子なん?』
私「はい!今日は明日のためにロッカー確保するために来てて…」
しゅうせさん『へぇ〜……そんなことするんやぁ…。はい。(サインが終わってあき様に本を手渡す。)』
私「ホントすみません、プライベート中なのに……。」
あき様『いえいえ。』
終始微笑を絶やさないあき様。
もの凄く優しいです。
しゅうせさん『名前入れてあげたら?』
ここでしゅうせさんからの素敵な提案が。
しゅうせさんの優しさに感動して更にパニックになりそうです。
あき様『え〜っと今日は3月の…』
私「19日ですね。」
しゅうせさん『今日ランディ・ローズの命日やん。』
あき様『そうなの?知らないなぁ・・・。』
そう言いながら日付を書くあき様。
しゅうせさん『字ちっちゃい…(あき様の字を見て笑いながら)』
あき様『名前は?』
私「蒼月です。」←本名なのでHNにて伏せました。
あき様『はい。(サイン終了。そしてペンと参考書が返ってくる。)』
私「ありがとうございます!明日ライブ行くんでがんばってください!!」
あき様『ありがとうございます。』
私「整理番号めちゃめちゃ良くて、11番だったんで、良ければ探してやってください。それから、4月のブレイカーズのライブにも行くので、がんばってください!」
あき様『ありがとうございます。』
私「本当にありがとうございました!明日がんばってください!!失礼します。(一礼をして店から立ち去る。)」
店員「すみません。」
私「はい?」
店から出ようとしたところでCDショップの店員に呼び止められる。
店員「あの方たちは何かされてる方なんですか??」
CDショップの店員の癖に無知すぎるぞこのヤロー。
私「え〜っと……明日行われるアシッドブラックチェリーさんのライブのサポートの方々です。(佳月さんに連絡しなきゃいけないのと、ラクリマだの壊し屋だのをオッサンに説明してもわからないだろうし、めんどくさいので簡単に説明する。)」
店員「そうですか。」
私「失礼します。」
店を出てから早速佳月さんにメール連絡。
佳月さんとは現地に着く前からメールしてたけど、ずっと「まさか居ないよねぇ」みたいな会話ばかりしてたから、実際に逢ってサイン貰ったと伝えたら、仕事中のはずなのに興奮した様子で電話が。←私も人のこと言えないくらい興奮してますが(笑)
「ノートのきれっぱしにでも良いから私の分も貰っておいて!!」との勅命が下る。
そして、『しゅうせさんは中学のときからの神でした』との伝言も頼まれました。
慌てて向かいの本屋に駆け込み、大学ノートを購入。
長年の学生生活のため、書くもの=ノートという思考回路しかありませんでした。
ここでなぜ色紙をチョイスしなかったのかという辺りで私の焦り具合を察してくださるとありがたいです。
そして2回目の突撃。
その時はあき様がCDショップでレジを済ませて(翌日のライブのMCによればこの時あき様はトトロのDVDをご購入なされたらしいです)、レジで店員に何やら話しかけられていたようだが、華麗にかわしていたみたいです。
ノートを購入し、息切れして再び現れた私を見て、
しゅうせさん『ノート買ってきたん?』
私「はい。すみません、友達の分もお願いして良いですか?お願いします。(再びサインペンをとりだす)」
2回目にもかかわらず、またしても快くOK。
私「今度は佳月でお願いします。ホント何度もすみません。」
その間も、あき様は笑顔を絶やさない。
ちくしょー可愛いなぁ……。
しゅうせさんが書き終わって、あき様にノートが渡ったあたりで、
私「あと、友達からの伝言で、『しゅうせさんは中学の時からの神でした』って言ってました。」
しゅうせさん『あぁ。』←ポカン顔
あき様『はい。』
そしてノートが返ってくる。
私「何度も何度もすみませんでした。失礼します。」
そしてその後2人はいずこかへ姿を消しました。
ホント2人とも優しくて、しゅうせさんは私の様子に少し引き気味な感じもあり少しキョトンとしていたけど、あき様は終始笑顔を絶やさず、グラサンの上からでも池なのが解るほど。
しかも激レアなことにあき様無精髭!!
めちゃめちゃ幸せなひと時でした。
それからもいろいろ歩き回りましたが、やすを見つけることもできずその日は帰宅。
3月20日。
ライブ当日。
いつものライブと同じように、早めに向かい、グッズを買い、挨拶回りをするなどのメニューをこなす。
あらかじめ仕入れた情報によると、舞台の幅は狭く、最前列取れるかどうかギリギリだと踏んでいたのに、中に入ると意外に広く、あっさり上手最前列ゲット。
ドキドキしながら開演を待つ。
始まってみると、やすが近い!
新たにサポメンに入ったゆきも綺麗!!
そして昨日逢ったしゅうせさんとあき様も割と近い!
MCになってから、やすをはじめ様々なメンバーさんを見回す。
なぜか昨日出会ったしゅうせさんから目が離せない私。
すると、しゅうせさんがこちらを向いて微笑んだ気がした。
焦る。
え?
私が昨日サイン求めた奴って覚えてるの?
気付いてくれたの??
まさかと思いながら、まだ見つめていたら2回目の微笑みまでゲット。
……マジすか。
もうめっちゃ嬉しくてテンション上がりました!!
最前列で近いことも有り、全てのメンバーの足やら楽器やらに触れる。
ちなみにやすとは、一回握手をし、一回タッチをし、足元には数え切れないほど触れ、一回指差されました。
戦利品はピック2枚。
うん。
非常に満足。
メイク頑張って露出多めにした甲斐があったよ。
そんなこんなでライブは終了。
もう、奇跡の2日間と言っても過言ではないほど素敵な時を過ごせました。
嘘のようなホントの話です。
単なる妄想女と勘違いされて叩かれるのだけはごめんなので、証拠として画像もアップします。
左のが蒼月のやつで、右が佳月さんのです。
一応本名入ってるんで、そこだけは伏せさせていただきました。
ご本人様に迷惑がかかるといけないと考え、この出来事に関してはオンラインでは言いませんでした。
ただ、ブラリツアーも無事終了し、3ヶ月も経ったのだからもう大丈夫かと佳月さんと相談の上で公開に踏み切りました。
ちなみに、これが原因ですせあきが妙に気になり、後にサイトまで立ち上げるほど愛すべきカプになりました(笑)
まぁ、親切にしてくださったお2人には恩を仇で返すような所業なので、若干心苦しくはありますが………。
このことに関して何かありましたらメールやBBSからどうぞ。
蒼月
2008.6.16