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□寒い日
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今日は気温が上がるはずだった




「寒いんだけど」

「…ひつ、女王様がお怒りだよ」
「デブって見た目暑苦しいからじゃない?」
「酷い!俺ダイエット成功したのに!」
「そこの着膨れた二人五月蝿い」
「「ごめんなさい」」



朝、何となくつけたテレビが天気予報でそんな事を言ってたんだ
(もうあの番組はあてにしない)

素直に全然着込まずに来たら、上がるどころか下がる始末



「大体なんで瑠華さん来てないの?!また遅刻!」

「さっき電話したけど「新弥は黙ってて」……ゾジー!」

「ちょ、新弥はな水つくから泣き付かないで」



いい加減、ゆうじ君をいじめるのも飽きてきた

柩はさっきから携帯いじってるし
新弥とゾジーは慰めあってるし…男同士で暑苦しい
いちゃつきやがって
俺も瑠華さんといちゃつきたいよ!

「チッ」
「ぎゃああ!」


大体、自分の恋人を男だらけの狭い場所(練習スタジオ)に一人にしてよく平気だなあの人


「頭までポカンなんじゃないのあの人」
「誰が」
「瑠華さんが」
「ふーん…」

え、って


振り向く前に後ろから温かい腕が2本
大好きな煙草の匂い


「誰がポカンだ」
「るか、…」
「ったく、不機嫌過ぎ」


くしゃって、頭撫でて
髪型崩れるって
俺が怒っても笑顔だし


寒かったのにもう温かい


だって寂しかったんだ
普段は離れて欲しいくらいなのにね



「柩に感謝しとけよ」
「?」
「ほら」








「みったん」
「ごめんなさいピアス引っ張らないで痛いから!!」


From:みつ●
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Sub:Re:遅れる
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咲人が人肌恋しいってさ


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End


ツンデレ咲人を目指してみた瑠咲

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