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□熟年夫婦
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最近、うちのギター隊を見ていて気付いた事がある


「麗、うるはぁー」

「はいはい、今持ってきたから」

「ついでにアレも」
「ん」


アレ、とか。アイコンタクトで意思疎通してる
こういうのって何かさ


「熟年夫婦みたい」

「は?」

キョトンとしてる麗から飲み物と楽譜を受け取ると
「どちらかというと俺が旦那様やな」

なんて余裕の笑みの葵丼

「熟女のうっさん……何かヤダ」

俺の隣に座った戒君が苦笑い
悪趣味な想像しちまった…


「更年期障害で悩む麗か…」
「ちょっと、葵ちゃんまで止めてよ…」
「葵くんのが先だよね…」
「れいた、隣の黙らせろ」
「痛い痛い!!」

ふざけてみんなで戒君の頭いじってたら
撮影終わって戻って来たルキ

何してんの、って交じってきたからさっきまでの話をしたら


「ふーん……でもアレだよ、熟年夫婦って言ったら、ヤる回数も減るよなー」

って余計な一言

「下ネタかよ」
「だってそうじゃんか」
「きぃちゃん下品ー」


「じゃ、俺らも今日からはそちらも熟年夫婦並に…」

「嫌だ!寧ろそっちは新婚夫婦で!毎日ヤろうよ!」

「は?そんなに殺られたいん?」

「あああ葵ちゃん大胆…!!」

ガタン、ドスッ


「死人が出るぞ」
「見事に尻に敷かれてるな」
「葵くん、顔は駄目だよ。うっさん撮影明日だから」


嗚呼
親友の叫び声が聞こえる

跨がって首に手をかけてる葵さん、すげぇ良い顔してるよ……



「熟年離婚してやってもええんやよ?」

「り、離婚なんて……そんな事になったら…俺、仕事帰りの葵ちゃん拉致して無理矢理●●してから▲▲から拘束して××××して、後〇〇〇して………ずっと部屋に監禁して誰にも会わせないよ…」



「………うわ…」
「…冗談に聞こえねぇ…」
「監禁プレイ…」



「…し…心配せんでも…愛しとるよ…」

「葵ちゃん!?どうしたの俺今めちゃくちゃキュンってきたんだけど!!」

「…知らん…」



親友が犯罪者にならない事を祈っています


END

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