05/21の日記
20:46
(試)刀匠式神主I
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「もう縛られてやる気も従ってやる気も無い…早よう去ね。」
震える狐に神気を浴びせながら言えば、真っ青なまま体をぶつけつつ門の中へ逃げていった。
「やれやれ、いいのかい?あのままイかせてしまって…あぁ、門の中へだよ?」
「イかせて欲しいのは青江だろう?…狐は放っておけ構う必要も無い。」
「あ、主!?」
「石切丸もすまないな…祈祷中だったんじゃないのか?」
「平気だよ…主が憂いてないのならいいんだ。」
「ありがとう。」
「暫くは警戒した方がいいね…また来るかもしれない。」
「そうだな…話してきてくれるか?」
「あぁ、任せてくれ。」
機動の早い青江に皆に知らせてもらい、私と石切丸はこの門を誰かが通れば全員が感知出来るように術を施した。
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