05/24の日記
20:59
(試)創剣男士(25)
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「そうしてととさまとよりそっていると三日月はかかさまみたいですね。」
縁側に座る主の隣に座り庭で遊ぶ短刀達を見ていれば、今剣がそんな事を言うものだから顔が熱くなる。
あの時の感情を理解してから俺は時間の許す限り主の近くに居る。
主は近侍は着けない為、誰も近くに居ない時は簡単に二人きりになる。
そのお陰で他の者よりは主と睦まじい関係だとは思う。
「かか様か…そうなれたら嬉しいな。」
ふふ、と堪えきれず嬉しさから笑いを漏らして言えば、今剣の大きな目がぱちり、と一度瞬きをして笑顔で口を開いた。
「ととさま、ぼくは三日月をかかさまとよびたいです、いいですか?」
「………三日月が良いならな。」
それは…それは、期待していいのだろうか?
益々熱くなる顔を袖で隠す様にすれば、主の大きな手が俺の頭を引き寄せた。
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勿論三日月様以外もかかさま候補になりますよ!
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