03/30の日記
17:22
DC→MHAトリップ(79)
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「、…ひ…し、ひ、と…人使。」
ゆらゆらと体が揺れて意識が覚醒する。
「か…さん、もうちょっと…寝させ…」
「人使、夕飯食べないんですか?」
「今日から受け身の訓練を始めたから疲れたんだろうな。」
体を揺らす手と頭を撫でる手…それと、会話が聞こえてその内容をゆっくり理解した瞬間に此処が自宅じゃない事を思い出した。
「ぁ…俺、」
「起きましたね…夕飯食べられそうですか?」
「………はい…」
特に何も言われずに普通に話し掛けられる。
見れば、周さんも焦凍も勝己も普通だ。
俺だけが寝惚けた会話を恥ずかしがってる。
……顔がどうしようもなく熱い。
「人使、気にする必要無いぞ。」
「いや、でも恥ずかしいだろ…」
「俺は元々そう呼んでるし、勝己も偶に呼ぶぞ?」
「え、」
「んだよ?」
焦凍の言葉に思わず顔が赤いのも忘れて勝己を見れば、それに気付いた勝己が怪訝そうに俺を見る。
「はい、人使のご飯…多いですか?」
「だ、い丈夫です…」
勝己が周さんと零さんをそう呼ぶのを聞いた事が無いから想像出来なくて、驚いたままなんとか零さんに返事をした。
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