ネタ試し書きまとめ
□お供になった稲荷神
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E
一戦、二戦…歴史修正主義者を倒して順調に進んでいたボク達は談笑しつつ賽を振って前に進んでた。
「検非違使だとっ、」
「この時代にはまだ出てない筈だろ?!」
「知っていたらこんなに練度バラバラでは組まない筈だ…」
「来るぞっ!」
「…け、び…し…」
「叔父様…?」
叔父様とボクと愛染の練度を上げる為に来た筈の時代で目の前に現れたのは検非違使だった。
検非違使を見た瞬間に叔父様の様子がおかしくなったのには気付いたけど検非違使は一番練度の高い歌仙さんに合わせて現れてる筈…ボクと愛染はともかく鳴狐の叔父様は30以上の差があるのに、
「あれがお前を痛め付けた検非違使か…」
皆、ボク達を庇いながらだから中々倒せない中で叔父様の肩口から顔を覗かせたお供が地面に下り立った。
「怖がらなくてもよい…検非違使とやらは直ぐに葬ってやろう。」
あるじさんが叔父様が他の本丸と少し違うって言ってたけど…そう思ってる間にお供が一声鳴けば凄く強い神気が溢れて狐火が浮かび上がって検非違使を焼き付くした。
「あ、に様…」
「さぁ、次は君達だ…」
「えっ、きゃあ!」
「何をっ…え…」
「これは…」
振り返ったお供がそう言えばまた狐火が浮かび上がって次はボク達を包んだ。
驚いて叫んだボク達だけど直ぐに目を見開いた。
ボク達を包んだ狐火は熱いというより温かくて触れた傷口が綺麗に癒えていったから…