03/28の日記
19:53
DC→MHAトリップ(77)
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「痛っ、」
「凄いあざだな。」
夕飯の前に風呂に入った俺と入れ違いに入る焦凍が脱衣場で一緒になった俺を見た瞬間の一言がこれだった。
「……俺も此処に初めて来た時はそんな感じだった。」
「焦凍も受け身の訓練か?」
「いや、俺の場合はクソ親父の所為だ。」
「親父って…エンデヴァー?」
「おぅ。」
興味があるなら後で話してやるよ。
そう言った焦凍は頷いた俺を見てちょっと笑う。
取り敢えず服を着た俺は脱衣場を出て居間に向かった。
「お、風呂上がったか。」
「はい…勝己は?」
「零の手伝い…人使、こっちにおいで。」
「?…っ!?」
手招きする周さんに近付けば手を引かれて膝に座らされた。
そのまま何処から出したのかタオルでまだ乾いてない髪を丁寧に拭かれる。
「疲れた体は普段平気な事でも風邪を引く可能性が高くなるからな。」
「あ、りがとう御座います…」
「此処に来てみてどうだ?不便は無いか?」
「最初は戸惑いましたけど今は慣れました…勝己と焦凍への偏見も無くなりました。」
「そうか。」
この年になってこんな風にされる事なんて無くて顔が熱くなると同時に少しくすぐったい気持ちになった。
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