03/29の日記
02:11
DC→MHAトリップ(78)
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「……焦凍、何してんの?」
「お?順番待ち。」
「は?」
「俺も父さんに髪拭いて欲しい。」
風呂から上がって俺と同じように居間に来た焦凍がこっちを見て目を見開いたと思ったら目の前に座り込んだ。
その理由を聞けば、周さんが俺の髪を拭き終わるのを待ってるらしい。
素直と言うか単純と言うか…
周さんに聞くでもなく順番待ちと言って座る焦凍を見るを見てるからか、後ろから周さんの笑う声が小さく聞こえる。
「焦凍、拭いてやるから先に風呂上がった事を勝己伝えておいで。」
「……解った。」
周さんの言葉に明らかに忘れてたって顔をした焦凍が頷いて立ち上がった。
「大体乾いたな…」
「ありがとう御座います。」
「どう致しまして。」
髪を拭く動きから頭皮をマッサージするような動きに変わった手付きにお礼を言うが、気持ち良くて少しずつ眠気が誘発される。
「言ってきた。」
「よし。人使、焦凍と交代な。」
「ん…はい。」
かくん、と揺れる頭を抑えるように嬉しそうに笑う焦凍と場所を交代する。
周さんの膝から立ち上がって行儀が悪いと思いつつ畳に寝転べば、鍛練の疲れもあってか直ぐに睡魔に負けた。
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