04/01の日記
20:35
DC→MHAトリップ(81)
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「父さんの手作りプリン!」
「相澤先生の分…」
「一番でけぇ…」
周のお手製プリンを前に三人の視線が消太の食べるそれに注がれる。
基本的に同じ大きさで作る周が最近多忙な転と消太の事を考えて作った大きめの二つのプリンは丁度来た消太の口にちゃんと入った。
転の方は帰ってきたら冷蔵庫を開いて目を輝かせるだろうな。
三人のプリンは色とりどりのフルーツと生クリームを搾ってさくらんぼを乗せた物。
消太のは少量のフルーツと飴細工で作った猫を飾った物。
大きくても消太が食べやすいように少しだけ他のより苦くて多くしたカラメルのお陰か、三人が文句を言う前に三分の一が消えていた。
「さて、人使がこの家に泊まるのも今日で最後なんだが…」
「…ぁ、」
「だから、夕飯が豪華だったのか…」
「割りといつも豪華だろ。」
「…心操、お前はどうしたい?」
最初に言ったように延長も出来るし、焦凍や勝己みたいに通う事も出来る。
今日で最後と聞いて揺れた心操の目が俺の言葉に更に揺れる。
「俺は…俺は、」
何度か言いにくそうに口を開閉してから小さく、まだ此処に居たいと呟いた。
「ん。なら、明日一旦家に戻って親御さんに許可を貰いに行くぞ。」
俺も一緒に行く。
そう言えば、強張った心操の表情が柔らかくなった。
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