04/15の日記
18:12
古代恐竜な人魚(471)
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未プレイです。
未プレイの人が書くのを許せない方は読まない事で下さい。
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「お前に心配されなくても大丈夫だって!」
「エース!」
風魔法を利用してデュースから離れながら言えば、テ俺の名前を呼ぶデュースが小さくなっていって直ぐに見えなくなった。
「あっぶな、あんなとこで騒ぎ起こしたら注目の的じゃん···あ、注目された方があいつに何か起きても俺の所為にならないのか?」
早足になっていたのをそう考えて立ち止まれば、それが一番良い気がする。
あの卑怯者に何かあった場合に一番に疑われるのは俺だ。
寮長達は勿論、先生達にもそう思われるだろう。
それなら俺は絶対に自分じゃないってアリバイが欲しい。
そういう意味では、もう熱くなってるデュースを更に煽って喧嘩になるのが一番手っ取り早い。
誰かに声を掛けてもそいつが証言してくれるとは限らない。
なら、騒ぎを起こして複数の目に見られて置けばいい。
運が良けりゃ寮長達や先生の中の誰かも見てる、若しくは止めに来るだろうし···
「そうと決まれば···デュースの所に戻るか、っ!!」
呟いて振り返った瞬間に襟元を掴まれて息が詰まる。
流石陸上部と言うべきか、いつの間にか追い付いたデュースが俺の襟元を掴んで睨み付けていた。
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