04/17の日記
17:19
古代恐竜な人魚(473)
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未プレイです。
未プレイの人が書くのを許せない方は読まない事で下さい。
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「だからって僕達はやり過ぎたんだ!僕だって散々言われて理解した!」
僕達がやった事は盗み、器物破損、同意の無い契約破棄···散々犯罪だって言われただろ!
エースを引き寄せるようにしてそう言えば、鬱陶しそうにしながらもエースは否定しなかった。
「確かに言われたけど、それこそ大袈裟だろ···学園内で起きた事じゃん。」
「先輩の契約書は学園内の物だけじゃ無かった。」
「···あっちだって詐欺みたいなもんだろ。」
「契約内容に嘘は無かった···なぁ、“みたいな”って言ってるなら解ってるんだろう?」
襟を掴み合ったまま段々とトーンダウンする声で話し合う。
何を言ったってお前は解ってる筈なんだ。
僕なんかよりずっと要領も阿玉も良いんだから···
「だからって納得出来るかよ···」
「一番納得出来ないのは先輩だろ···」
僕の襟を掴む手から力が抜けてだらりと放れた。
「監督生とグリムは···」
「二人とも心配だな。」
「···あいつが何かしたんじゃねぇの?」
「先輩が?」
僕も手を放せば俯いて喋りだしたエースがそう聞いてくる。
それに何で?と返せばエースは顔を上げて目を見開いて僕を見る。
「いや、だって···恨んでるだろ···俺達の事···」
「······先輩は関わりたくないそうだ。」
揺れるエースの目を見ながらそう言えば、エースはこぼれ落ちそうなくらいに目を見開いて固まった。
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