義姉弟パロ
□気付いた事
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「……野球部の助っ人？」
「おう！今度の日曜なんだけど、武兄に『どうしても』って頼まれてさ。」
「それは断れないな。お前あの人には昔、散々世話になってたからな。」
「そう言う訳だからさ、悪りーけど日曜、弁当宜しく頼むぜ、コラ！」
「分かった。気が向いたら観に行ってやるから、足手纏いにだけはなるなよ？」
「特大ホームラン打ってやるから、絶対観に来いよ、コラ!!」
「よっしゃ！やるぞ、コラ!!」と気合い入れまくっているコロネロに
「そんなに野球が好きなら、野球部に入れば良いのに…」とラルは不思議そうな表情を浮かべた。
『気付いた事』
日曜日。
ラルは野球の試合会場へと足を運んでいた。
まだ試合前だが、会場は既に多くの観客で溢れ返っている。
「……野球って、こんなに人気が有ったのか…」
人の多さに圧倒されるが、ラルの位置からでは試合は見えない。
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