01/27の日記
01:19
Scene1 出会い。
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日本の並盛の地下に在る、ボンゴレ10代目のアジト。
その会議室に、ボンゴレ10代目ボス。沢田 綱吉に
その守護者達と、リボーン・コロネロ・バイパーが呼び出された。
「この娘は、ラル・ミルチ。このアジトの新しい仲間だから、皆、仲良くしてあげてね。」
綱吉の言葉に一同
綱吉の後ろに隠れている、少女に注目する。
「……獣人、か。」
リボーンは小さく呟く。
彼女の頭には、黒いネコ耳。
お尻には、同色の長い尻尾が生えている。
だが、それは決して珍しい事では無かった。
この十数年で、彼女の様な『イキモノ』は沢山、生み出されており
この場に居る人間は皆、多くの、その『イキモノ』を見てきた。
「……大丈夫だよ、ラル。此処に居る人達は、君を傷付けたりしないから…」
綱吉の後ろに隠れたまま、身体を微かに震わせているラルの頭を、綱吉は優しく撫でる。
そんなラルの様子を「緊張しているんだ」と思ったコロネロは
安心させてやろうと、人懐っこい笑みを浮かべ、ラルに近寄る。
「俺は、コロネロって言うんだ。宜しくな、ラル?」
そう言い、ラルに手を差し出すが
「……いやっ!!」
「っ!?」
ラルはその手を、思い切り振り払う。
その表情は、明らかに脅えている。
「あっ……あぁ…」
コロネロの手からは、僅かだが血が流れている。
それを見たラルは、更に表情を歪ませ、後退していく。
「ラルっ!!」
綱吉の制止も聞かず
ラルは、部屋を飛び出して行ってしまった。
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00:45
設定
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◎ マフィア界には、人間と獣のハーフ『獣人』が存在する。
◎ 『獣人』は非常に高い身体能力を持っている。
◎ 『獣人』は人間として扱われる事は無く、その高い身体能力を『兵器』として利用されるか『愛玩具』として飼われるのが一般的。
◎ ラルは『ネコの獣人』で、綱吉に保護されるまでは、とあるファミリーに『愛玩具』として飼われていた。
◎ その事により、ラルは身体にも心にも、大きな傷を負っている。
◎ 人間の男に対し、極度に恐怖心を抱いており、最初は綱吉と、ヴェルデにしか懐いてない。
◎ でも、女の子とは直ぐに仲良くなれる。
◎ 舞台は、日本のボンゴレアジト。
◎ 『獣人』の研究をしていたのはヴェルデの父で、その事に責任を感じてるヴェルデは、献身的にラルを支える為、一緒に日本に来た。
◎ バイパーは、イタリアのヴァリアー本部との連絡係として、日本のアジトに居る。
◎ スカル・風は、たまに顔を出すが、基本は居ない。
◎ リボーン・コロネロは普通に居座っている。
◎ ラル以外は皆、普通の人間で、特に補足する事は無い。
以上が、主な設定です。
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