鬼燈乱石学園
□鬼橙乱石学園―体育祭編―
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《よ―い、》
パァンっ
と言うことで始まりました、二人三脚です。
イヤな予感は見事的中、
俺の相手は あ の リリアです
……………why(´・ω・`)?
………………このペアは一体誰が決めたんだ…………!
するといきなり横から声が掛かった
「私達、生徒会で決めさせてもらったわ。文句あるの……?」
その声の本人がイヤでも解り、俺は顔が真っ青になりながらも
声の発生源を見た
「ひ、ヒトラー………………………(泣)」
見てみると、隣にはリリアのドッペ…ゴホンゴホン
リリアの姉妹らしいマリアさんがいた。
…会長と副会長でペアですか…………?
ヒトラーは
実はこの鬼燈乱石学園の生徒会会長だったりする。
一年の時に同じクラスだったから少し馴染みのある奴だ
だけど、正直に言えば
コイツは危ない人種の一人だと思う。
外面は良いんだ
だけど残念ながら
中身は
真っ黒
なんだな―
あぁ恐ろしい恐ろしい。
「私はそんな悪い人間ではないわ。」
「すんませんした」
くそぅ!
そんなやり取りをしていると
もう既に俺達の番になるところで…
俺はイヤな予感を抑えきれずに
伝えたい事を話す事にした。
「リリア、頼むから普通に走ってくれよ…?」
「うーん♪」
《よーい、》
ぱぁんっ
これでホッとした俺が馬鹿でした。
えぇ馬鹿でしたとも
うん、リリアさん、
ちょっと待とうか
俺の現状況は…
リリアが俺を引きずりながら走っている状況です。
え、ちょ、これ
二人三脚のはずなんだけど?
しかも、めっさ早いが為、俺は地面に頭を付けている感じになってる…
そのおかげで俺の頭は可哀想な結末を迎えようとしています
あ、泣きそう…
そして、リリア(と俺)は
独走のまま
ゴールをしましたとさ。
うん、二人三脚は?
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