鬼燈乱石学園
□名も無き学パロA
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在る所に大きな学園がありました。
・・・みたいな始まり方はしないからね★
名も無き学パロA
さてさて、只今五時間目。
お腹が一杯になった頃合いだからなのか、それても昼休みに体を目一杯動かしたからなのか、はたまた春の陽気に誘われてか、物凄く眠たい五時間目。
え?その前に私が誰かって?えーっと、ザード君の前の席のリオンの隣――って、こんな遠回しな説明はいらないね!!
リリア。リリア・ハイリヒーだよ!
出席番号は14番。スリーサイズは上から―・・・そんなのまで要らないって?まぁ、オマケだとでもおもって!!!
話を最初に戻すけど、今は五時間目で、すっっっっごく眠たいの!!けど、隣にいるリオンなんか眠気のねの字も見せてないんだよ?!皆は五時間目とか眠くなるよね〜?
現に私の後ろの席のザード君何て眠いからか、うーとかぎゃーとか唸ってるんだから!
あっ。ザード君とは2年生になってから一緒のクラスになったんだよ?一年の頃は一言二言目挨拶する程度であんまり喋った事無かったけど、何だかからかってて面白い子なんだ!
・・・ふぁ〜。
何だか眠気に勝てないや。六時間目は現代文だし、寝ちゃおうかな。
それじゃあ、また後で。おやすみー(-.-)zzZ
*
「リ・・・ア、起、ろ・・・リリア!」
「ううっ・・・」
聞き覚えのある声と共に頭に降ってきた鋭い痛みで目を覚ます。
何て目覚めだ!最悪だね★
「しかも、目覚めて最初に見たのがリオン何て・・・これ以上の悪夢はないね★」
「なんだ?まだ夢の中なのか?もう一発殴りましょうか?」
どうやらさっきの鋭い痛みはリオンが私の頭を殴ったものらしい・・・あぁ、リオンの説明がまだだったよね〜?
リオンとは一言言えば腐れ縁。
幼等部の頃からの付き合いなんだ。しかも!何でだか、毎回同じクラスなんだよ?!!!マジあり得んし!!!ぷんぷん(`ε´)
「はぁ・・・お前、今日はサッカー部の助っ人頼まれていただろうが・・・」
・・・溜め息付かれたしー、ぶー(`ε´)
って・・・ん?
「ありゃま・・・そうだっけか?」
そう言えば昼休みに学校対抗の練習試合とか何とかで、サッカー部に助っ人を頼まれてたんだっけか?
「仕方ないよね・・・眠かったんだもの!!!」
そう言って、自分で結論付けると、またリオンに殴られた・・・。
*
リオンとは部活があるという事で途中で別れて、今は他から見れば無駄に広いらしい(ザード君が言ってたからよく分かんない)グランドへと来た。
「うわー・・・家の学校負けてるよ・・・」
しかも何故だか鬼橙の生徒は自分達の陣地で固まっている。
よく見るとその中央には見知った青年がいて、「痛い!痛い!!!教育委員会に訴えてやるーっっ!!!」とか言っている。
あれ?・・・見知った青年?
・・・・・・誰だろ?
何となく一瞬見ただけで、見知った茶色の頭を見たので、見知った青年と言ったが本当に私は彼を知っているのだろうか?
「まぁ。近付いて見ればいいよね!」
こそこそと(味方の筈なのに)サッカー部が固まっている所に向かう。
その上、何だか見ていて楽しそうだったので私もリン・・・ゲフゲフッ正当化される教育に参加させて貰った(味方の筈なのに!!!)。
「り・・・りりあ?」
その声を聞いて、私はやっと“見知った青年”の正体に気が付いた。
「あ、ザード君だったんだ」
道理で見知った人だったよーと私が笑って言うと、ザード君は真っ青になりながら聞いてきた(てか、ザード君ってサッカー部だったんだ!!!知らなかったや★)。
「リリアが・・・助っ人なのか?」
「そうだよー!て言うか、ザード君、サッカー部だった「最 悪 だー!!!」
思った事を口にしようとした私の声を遮り、ザード君の悲鳴がグランドに響き渡った。
もう!!!(`ε´)
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