Short◆Brst

□笑顔のもと
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「何話してるの? 二人して」
亘がするりと二人の間に割り込んだ。珍しく目付きが鋭い。

(嫉妬…だろうな)

小村は気づいていないようだが、宮原にはすぐに分かった。亘の美鶴への想いも、それに対する美鶴の答えも。
大体、すぐにいなくなってしまった転校生を、血相変えて探した時点で分かっていたのだ。

がんばったんだな、三谷。
良かったな、芦川。
素直に、そう思った。

運命なんて言葉は、そろそろ信じられなくなりそうだけど、この二人にはぴったりな気がした。
だから、ちょっとからかうくらいは許されるだろう。きっともうすぐ、そんな冗談にも動じなくなるだろうから。

「いやぁ、三谷は偉大だなあって」


「……はぁ?」


気を削がれて、亘はぽかんとした顔を宮原に向けた。その横で、赤い顔の美鶴が睨む。


自分は良い友人を持ったなと、宮原は一人笑い続けた。





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ワタミツって言い切って良かったのだろうか…でもワタミツですから!

この後は期間限定でアップしていた帰り道のワタミツです〜。
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