限りなく黒い白第二章
〜虚無と幻想〜
それから数日・・・
又何時もの日々を送っていた・・・
・・・あの日の事が嘘の様に思える現実。
変わったことは、メールを気にする事が多くなった・・・
あの日から・・・
起きていても・・・
寝ていても・・・
[しらひめ]の事が頭から離れない・・・
夢にまで持ち込んでいる・・・
まるで、病的な灰人だ。
今度逢える日は、まだ決まっていない・・・
いやっ、もう逢えないかもしれない・・・
何で約束しなかったのだろう?
約束があればこんなに、堕ちる事は無いのに・・・
そんな状態が数日・・・
ピピッピピッ!
[しらひめ]?
微かに携帯を持つ手と心が震えた・・・
嬉しい筈なのに・・・
複雑な気持ちになる・・・
あの時間の訪れ・・・
そして消滅・・・
・・・不安。
(黒の休みの日に逢いたい)
ふと、目線を上げてため息をする・・・
ふぅー・・・。
彼女はどうしたいんだろう?
そもそも、これは不倫で・・・
僕は愛人・・・
言ってしまえば、遊び相手・・・
僕さえ良ければ続けた方が良いのだろうか?
相手の家庭的な事情は分かっていない。
考えれば考える程気持ちは歪んで・・・落ちていく・・・
それでも僕は、行くのだろう・・・
何時、向かえるとも分からない終焉に向かって・・・
続
ちっす(;´д`)
皆さんお元気でしょうか?
小説を書き始めて早3日目?
書いてると自分まで落ちてくる・・・
微妙なリアルさが・・・又痛い(-_-;)
それでもφ(..)しなければーと、又落ちてくる
と、悩み悩み作っておりますm(__)m
今日はφ(..)出来るかな〜(;´д`)
今日は中々神が降臨してくれません
雨だし寒いから?(笑)
誰か元気を・・(;´д`)
続きをどぞ
限りなく黒い白二章第二部 〜過去と現在・・・〜
二ヶ月後・・・
あれから2ヶ月彼女との関係も良い感じに深まっていった・・・
あの最愛だったヤツも・・・
今の男性も・・・
やっと・・・
彼女が僕だけを見てくれるようになっていた・・・
そう思えるだけの愛も確かに存在していた筈だ・・・
彼女は以前まで、何かを理由に僕から離れようとする事が多かった・・・
今では可能な限り僕だけを見て僕だけを感じてくれている・・・
今までの苦悩が実を結び、華を咲かせていた。
[その華がレプリカだと気付かずに・・・只、純粋に狂いながら・・・]
そして・・・
[さよなら・・・]
!!!
[○○駅ー、○○駅ー。]
目の前が霞む・・・
軽い目眩に吐き気が伴う。
息が苦しい・・・
胸が痛い・・・
自分が存在しているのかわからない・・・
意識だけが宙に浮いて、項垂れている僕を観察する・・・
はっきりした意識の中、体は生きる力を失いかけていた・・・。
これが[終焉]??
以外にも、突然訪れて・・・
切なくて・・・
冷たくて・・・
寂しくて・・・
孤独・・・
今、僕は多分町の中に居る駅?人混みに?お店?
周りの行き交う人達は僕をどんな目で見ているのだろう・・・
変質者?
病気の人?
可哀想な人?
やっぱり、それとも・・・
[見えてない・・・?]
落ちていく意識は更に深みを増していく・・・
奈落・・・そんな言葉よりも深く・・・
過去と現実の区別がつかなくなっている・・・
自分が生きたいのか・・・?
何処に行くのか・・・?
だれヲ愛していたのか・・・?
今は二週間前?二週間後?
それとも、そんな物語は初めから無くて・・・
彼女も居なくて・・・
僕すら存在しなかった・・・?
只の残留的な何かの戯れ言・・・。
いみじくもその小さな生物の願い・・・
祈り・・・
只力いっぱい、力いっぱい叫んだ・・・
その声は届いたのだろうか?
その祈りは届いたのだろうか?
彼女に逢いたい・・・
アナタに僕はミエテイマスカ・・・
続
限りなく黒い白二章第三部〜 重なる気持と壁 〜
深い眠りから覚め・・・
ふと辺りを見渡す・・・
壁に寄り掛かり、項垂れている自分が居た・・・
まだ少し・・・
ダルい・・・
このまま眠ってしまいたい・・・
意識が閉鎖していく・・・楽でとても良い気分だ・・・
何も言わず・・・
何も考えず・・・
心が閉じていく・・・。
暖かい・・・温もり・・・優しい・・・
!!!
[しらひめ]!?
[しらひめ]
おはよー!黒(ハアト)!
彼女を見て少し戸惑った。
永遠ともよべる苦悩・・・
道なき道をさ迷い歩いている・・・
全てのモノから逃れようと・・・
閉ざした感情・・・
閉ざした心が・・・
まるで、お菓子を与えられた子供の様に・・・
彼女の光で扉が開き・・・動き出す・・・
彼女は何もしていない、只そこに居て・・・
只傍に居るだけで・・・
僕の手を引いて光が指す場所へ導いてくれる・・・
寄り道や、暗闇に隠れていても・・・
彼女は優しく微笑んで・・・
叱りもせず、怒りもせず、僕を見つけて優しく手を取り又歩き出す・・・
僕はいつの間にか彼女を帰る場所だと認識しはじめていた・・・
人の心が休める場所は他にも存在するのだろうか・・・
[しらひめ]
黒!?黒!!
どうしたの?
具合でも悪い・・・?
[黒]
えっ?
あっ!ごめん、大丈夫だよ!
少し考え事してただけだから!
(彼女には言えない気がした・・・彼女が僕の心の闇を知ったら、知ってしまったら、彼女が泡のように消えてしまう・・・そんな気がしたから・・・)
今日は何処に行こうか?
[しらひめ]
ん〜、行く所何時も一緒だしね。
違う所行きたいな!
黒は行きたい所無いの?
[黒]
しらひめと一緒なら、何処でも・・・。
しらひめにずっと触れていたい・・・。
(僕は時々、自分でも赤面する様な事を平気で言えてしまう)
彼女が赤面して、顔を背けて、うつ向く・・・
僕は堪らなくその行動に沸き上がるモノを感じる。
そして、うつ向く彼女をそっと抱き締めて、一言自分の気持ちを耳元で囁く・・・
すると、彼女が照れた顔で優しく微笑んむ・・・
その笑顔は僕の心を拐っていく・・・
以前の様な、混乱は起きない。
彼女の笑顔の前では何も考えられなくなる・・・
僕たちは歩き始めた・・・
何の違和感もなく、傷害さえ無いような、今までの苦悩が嘘の様に・・・
その日は特段何もなく、穏やかに過ごし、いつもの様に別れを惜しんで帰ることにした。
この状態の中、黒は彼女のあんな姿を見ることになろうとは、露程も思っていなかった・・・
全てが上手くいく筈だった・・・
盲目は・・・切なくて・・・痛い行為なのだろうか・・・・
続