長編☆

□ブラックorシュガー完
2ページ/5ページ



『…松浦さん
…ごめん、美貴アナタが思ってる様な女ぢゃなぃ』


「…ぇ?」


…ミキティ…?


『松浦さんが見てた「美貴」は全部作り物だよ
…なんだろね、なれると思ってたんだろね、大人の女に』


「美貴…」


「…?」


『…ブラックコーヒーなんて飲めないクセにカッコつけて無理して。
スタジオの隅で吐きそーになってた。
大人の世界に馴染もうと必死で。
そんなダッサぃ美貴に彼女出来たって続くワケなぃ…』


ミキティがごとーの傍に来た…


【ぽんっ】


ごとーにミキティが触れてる…


『美貴は…ごっちんの…真希の傍じゃなぃと自然でいられないみたぃでさ』


「…何それ…ぁたしよりそのコの方がいいって事?」


『…そぅだね』


「あっそ。…あーぁ、シラケちゃった。久々に手応えのある人に逢えたと思ったのに…
こんなみすぼらしい娘のどこがぃぃの?」


ヒールの音が少しずつ遠ざかる


美貴


「ま、ガキはガキと居ろって事かね」


…今の…


『松浦』


「…?」


『美貴の事なら何とでも言っていい
…けど…』


ごとーを優しく見つめてたミキティが…


天使みたぃな笑顔が…
 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ