ダルいズム。

□君の隣に
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 人を蔑む事は、醜悪な感情であるからして好ましくない。
それは承知している。
ところが私は何故か、一般的である少女達を蔑む存在として認識しているようだ。
彼女達が当然そうあるべきと考えている何物も、私の感情を揺り動かす事はない。
例えば人気である俳優、歌手、ドラマ、バラエティー番組。
彼女らの恋人の話が耳に入る度、彼女らの人を蔑む話が聞こえる度に醜悪な感情にとらわれる。
 何より許す事が出来ない事は、彼女らが「ムカつく」と自分達の規則に反する人物をカテゴライズしながら、社会の規則を守ろうとしない事だった。
彼女らは自らが社会から「ムカつく」存在であると認識していないのだろうか。
不可解でならない。
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