ダルいズム。
□青い春４
5ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
それでものばらはじっと春太を見つめている。
それがどうしようもなく恥ずかしい様に思えて、春太はのばらから視線を外した。
「それより、あんな事してたら本当に友達出来ないぞ」
誤魔化すために言った言葉だった。
しかしのばらの眼差しはきかりと変わった。
冷たく、硬いものへと。
「……放っといて」
「放っておけないから言ってるんだろ」
その口調があまりにも突き放す様で。
どうしても、認める事は出来なかった。
少し強めの口調で返す。
「何で私なんかにかまうん？」
「なんでって……」
「はっきり言うけど迷惑やねん！」
強く口調。とげとげしい言葉。
それとは裏腹に、泣きそうな表情。