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□あなたからの贈り物
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「―――アンタ、何してんだ?」
突然声を掛けられて振り返ると、私と同じくすぶ濡れの男が立っていた。
金色の髪はベッタリと彼にまとわりついていて、青いジャケットは濡れて少しだけ濃くなっている。
「傘も差さずに・・・風邪ひくぞ?」
それはお互い様、と答えれば、彼はフッと笑った。
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