Short

□あなたからの贈り物
5ページ/9ページ







「―――アンタ、何してんだ?」






突然声を掛けられて振り返ると、私と同じくすぶ濡れの男が立っていた。
金色の髪はベッタリと彼にまとわりついていて、青いジャケットは濡れて少しだけ濃くなっている。




「傘も差さずに・・・風邪ひくぞ?」




それはお互い様、と答えれば、彼はフッと笑った。



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ