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□あなたからの贈り物
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ふと傘から目を離し、彼が去っていた方角を見たけれど、次第に強くなっていく雨の滴が視界を遮った。
微かに見えた青い影を、私は気付かないうちに、必死に追っていた。






――この気持ちは・・・一体何なんだろう?――





彼の姿は次第に見えなくなって、とうとう見えなくなった。





――名前、なんていうのだろう?――



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