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□人生で一番嬉しいのです
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「あ、デンジ!」



久しぶりにやってきた故郷、ナギサで懐かしい顔を見かけた。手を振って声をかければ、彼は無表情で片手を上げた。



「久しぶりね」

「あぁ。つか、アンタみたいなんがここにいていいのか?皆にバレるぜ?」



私は自分でいうのもアレだけど、売れっ子のアイドルだ。この街を出てすぐ、私はスカウトされた。それからというもの、テレビやラジオ、雑誌などで活躍している(と思う)。



「だいじょーぶ!だから、ほら!変装用の帽子とサングラス!」

「そうやって外したらバレるって」



あぁ、いけないいけない。ぐっと帽子を深くかぶる。



「ねえ、デンジは今何をしてるの?」

「オレ?オレは今ジムリーダーしてっけど」

「ジムリーダー?!すっごーい!さすがデンジね!」



確かに彼は昔からバトルが強くて、皆の憧れだった。



「あ、そうだ。ここじゃなんだから、場所変えない?時間ある?」

「あ?まぁあるっちゃあるけど・・・」



どっかの喫茶店にでも行こうかと言ったけれど、デンジの計らいで彼のジムへ向かった。



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