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□人生で一番嬉しいのです
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「っていうかさ、ホントにジムリーダーなんだね」

「だから、そうだっつってんだろーが」



最初はまぁ、冗談なのかなとも思っていたけれどジムに入るなり、ジムトレーナー達がデンジをリーダー、リーダーと呼んでいたから、ホントにジムリーダーなのだと実感。

奥の部屋に通されると、ジムトレーナーの一人がコーヒーを持ってきてくれた。



「んで?オレに何か用があるんだろ?」

「え?ないけど」

「は?」



だって、ナギサに来たのはただの息抜きだ。ただそこで、偶然デンジに逢ったから、懐かしいなと思って声をかけた、それだけだった。



「でも、デンジ元気そうでよかったー!」

「まぁな。そういうお前も、元気そうで何よりだな」

「そりゃーね!仮にもアイドルやってるんだよ?タレントは身体が資本ですから!」



トン、と胸を軽く叩いたあと、ふとテーブルの下を見ると、写真が1枚裏返しに落ちていたのでそれを拾い上げる。



「なーに?写真?」

「ん?あっ・・・ちょ、おま・・・返せって」



酷く慌てた様子のデンジをからかうように、その写真をひらりひらりとデンジの手からかわしピラっと表に返した。



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