「アポロ様好きな方、入りませんか〜?あ、そこの兄さん、入りませんか〜?」
「何をしているのです?」
「あ、アポロ様!今絶賛勧誘中です」
「何の勧誘ですか?」
「アポロ教です」
「・・・はい?」
「だから、アポロ教です」
「何ですかそれは」
「アポロと名の付くものを敬う宗教です。アポロ様とかチョコとか、歌とかガス会社とか・・・」
「・・・やめなさい」
「えー?何でですかー?」
「不快です。私を敬うのはともかく、チョコや歌まで敬うのは些か如何なものかと」
「好きなものに理由はありません。アポロと名の付くものが好きならこのアポロ教に入ったらいいんです。というわけで、アポロ様、アポロ教の教祖様になって・・・」
「お断りします。お前もいい加減、そんなバカげた宗教なんて辞めて仕事なさい」
だが、アポロが居なくなってからも勧誘は続く。因みに信者は全団員の約4割にもなったりしている。
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