表裏共生

□表裏共生1話 関西人と彼女と上司と
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20時18分 翔輝の家
「・・・と、以上が報告です、玄。」
「で、俺がソレ上に報告するんやろ?本当、局のジジィ共うぜーよな」
「何言ってるんですか・・・それが部隊長である玄の役割なんですから」
「まぁそうやけど―、別にダイレクトに伝えれば済むやろ?そう思わへんか翔?」
「いや・・・でも一度部隊長に報告するのが必須事項ですから」
「はーめんどくさいなお前も。でもしゃあないか・・・」
ガララララッ
いきなりドアが開いた。
「よぉ。邪魔するぜ」
「邪魔するぜじゃねぇよ。誰の家や思ってんねん雷」
「俺の家ですよ・・・」
「なんだよいちいちうるせぇな・・・別に今日1日くらい泊まってもいいだろ、な?翔輝。」
「別に良いですけど何でいきなりなんですか。何回いきなり言うなって言えば気が済むんですか」
「おー、軽く100回?」
「小学生かアホ。まぁええけど2人泊まりな。大丈夫やろ?1人除いて」
「はい。大丈夫です。」
「何だよそれ!?」
「うち3部屋しかないただのマンションなんですからね。そんなに余裕ないですよ」
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