表裏共生

□表裏共生2話 部活帰りと背徳の炎
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敷賀崎高校男子軟式テニス部部室前
「はい、わかりました。じゃあ今から校門の方行きます。・・・はい。じゃあまた後で」
プツッ・・・
「お疲れ」
「ん?ぉぉ、朝葵か。お疲れ」
薙添 朝葵、俺のペアで前衛をしている。
瀬良の知り合いで、沖縄の中学から敷賀崎に来た。
俺は能力持ってるから県大会にも全国大会にも通用するけど・・・
こいつは正直何なのかよくわからない。
高校から始めたはずなのに全国大会へ行く。
でもこいつの能力のデータはどこを探してもない。
実は隠れて能力を持っているのではないかと疑ってしまう。
「誰と電話?彼女?」
「違ぇよ。雷さんと」
「マジか?!雷、何だって??瀬良ん家行くの?!」
こいつも雷を知っていて彼とはかなり仲が良い。
雷は瀬良の家に4人で住んでいる。
瀬良の家族はいないが、血が繋がっていない能力者が男女関係なく現世(地球)で共に生活するのは別に珍しいことじゃない。
「何だよ、オレもう校門の方行くけどついて来る?」
「マジで良いのか?!ついてくついてく!」
あ・・・でもどうやって仕事行こう・・・
††††††††††
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