Dream
□〜四天宝寺の日常〜過去拍手
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それはある日の昼下がり部活前の部室での事だった。
いつものように部活の準備に部室に行くと……
「ん〜角度はもちっと……こんな感じか?」
何やら鏡の前で一生懸命ポーズをとっては
いろんな角度から自分の姿を確認している人物がいる。
『………ついにユウジもナルシスト化?』
「ちゃうわ、ボケ!見てわからんのかっ!?
白石のモノマネや、モノマネ!行くでっ!!“んんー絶頂!!”どや、似とるやろ?」
うん。
確かに顎に手を当てて、そんなポーズでよく言ってるね。
『すごいすごい!声までそっくり!だけど……』
「ん、何や?」
『蔵ノ介のモノマネはやらない方がいいと思う……』
「何でや!?
ええやん2枚目のモノマネしてもスカせばええネタになる!爆笑間違えなしやで!!」
『まぁ……そうなんだけど、そうじゃなくて……ね?』
「お前、意味わらかんな。」
あの蔵ノ介が自分をネタにされて怒らないわけないじゃない。
只でさえ
ナ・ル・シ・ス・ト
なんだからっ!!!
『あのね?ユウジ……』
ガラっ!
タイミング良くドアが開き、入って来たのは…
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