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あなたの声に
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午後のぽかぽかした陽射しの中





眠気に襲われる英語の授業




きっと誰もが苦を感じているのだろう








ただ、私にとっては39分の1の確率でとても有意義なものになる









「じゃあ、次の英文読んでみろ」








その待ちかねた言葉を聞いた瞬間私を支配しかけていた眠気がふっとんだ








顔をぱっと上げて期待をこめて先生を見る




この無意識な行動のせいで何度当てられたか………;








「じゃあ……越前!寝るなー」








きた……この39分の1の確率のために私は授業をうけているのだから




先生、ありがとう








「ん………ドコ?」


「P32だ。起きとけ」



こんな些細な会話も煩わしくてたまらない








「ハァ………What's this?It's a bird.that's right.……──」








彼のまだ変声期前の少し高めの声が奏でる英文はとても綺麗な発音で









私はいつも心地よくて、また聞きたいと思ってしまうの……









あなたは知らないのでしょうね?








私がいつもあなたの声を心待ちにしていることも









いつかその声で愛を囁かれたいと思ってしまったことも…………───








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英語の授業中の製作物;私が結構声フェチなので主人公がやや変態っぽく……;
ちなみに参考教科書は『東京書籍NEW HORIZON1』です。
 

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