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□始まりのトキ
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越前リョーマ
それは
私の
一生で
たった一人の
王子様…………………
私は正直テニスなんて興味は無いし
あんな馬鹿丸出しのミーハーと一緒になって騒ぐ気も無かった
けど………───
彼のプレーを
初めて目の前で見て
一瞬で
堕ちた
とても綺麗で
とても楽しそうで
彼の世界が
そこにはあった────
緑に映えるコート
飛び交うボール
キラキラ輝く太陽
全てが彼のテニスのためだけにあるような
そんな気さえ起きてきて
私の目は
もう
離れなかった
離せなかった
『キレイなテニスだね///』
試合の後で
ばったり会って
自分でもわかる程真っ赤になりながら
そう
声をかけたら
「どーも」
生意気に笑って
そう
応えてくれた
そのときの
王子様は────
今───………
私の隣を歩いています
自信と希望に満ち溢れた
あの時と変わらぬ
最高の表情で……────
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何故か出会いシュチュエーションの好きな私……;長くならないしっ;;