☆POEM V☆
□そして、風になって
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>樹音
心地よい風が
伸びた髪を揺らし
穏やかな陽射しに
目を細める
あたり前の日常が
あたり前でなくなる時
人は何を嘆き
何を悔やみ
何を思うのだろう…
6年という年月
それは
長かったようで
だけど
あっという間に
過ぎていった時間
あまりにも
やさしくて
その全てが
あたたかくて
振り返れば
どんな自分も愛しくて…
辛いことも
悔しいことも
嫌なことも
泣きたくなったことも
全部、全部…
大切な大切な
あたしの一部なのだと
今
心からそう思える
.