☆プレゼント☆

□曇、のち晴れ
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「なんなの、そのわかりにくい解説…」

呆れ顔の聖斗。

「どうせあれでしょ。夏イベの告知した時に拓巳くんと顔くっつけてたのが気に入らないとかそんなとこでしょ」

「うっ…」

ダイレクトに俺の悩みの核心部分を突いてくる聖斗に、俺は返す言葉に詰まる。

「素直じゃないね。裕太くんみたいなタイプにはストレートに聞くのが一番効果的だと思うけど」

まあどうするのか決めるのは一磨くん自身だけど、と言い残して聖斗は立ち上がろうとした。

「ま、聖斗待って!」

俺はとっさに聖斗の服を掴んだ。怪訝そうに振り返る聖斗。

「ちょっと…協力してくれないかな」

「えぇ〜!なんで僕が…」

「頼む!友達を助けると思って!この通り!」

聖斗はそんな俺を見下ろして溜め息をつくと、

「仕方ないな…」

と言って、もう一度座り直した。


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