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□【皎月夜想曲】
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貴女は知らない。
それが、永遠にも似た歳月だったと言う事を。終わり無き迷宮で目隠しをして彷徨うのと同じだと言う事を。最早手離す事は不可能だ。またあの静寂に身を横たえなければならない位なら手枷足枷をはめて目に見えぬ檻に貴女を閉じて仕舞えと囁く私がいる。
---貴女は知らない。
闇でさえも私に牙をむいたのだ。
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