精霊
精霊は、アニミズム的世界観に
おける、万物の根源をなす気、
万物に宿る魂が人格化した存在
「スピリット(spirit)」の訳語。
この語は死者の霊魂の意味で用いられることもある。

キリスト教の三位一体の考え方における神の三つの位格のひとつで、
聖母マリアを身ごもらせた「聖なる精霊(the Holy Spirit)」
については特に聖霊と訳される



 聖霊
キリスト教の三位一体である神の三つの位格
(ペルソナ)の内のひとつである。
目に見えないが神と同じ性格をもつ人格的な存在であって、
ギリシャ語では、風や息とおなじπνευμα(プネウマ)
という語で表現される

神と人を繋ぐとりなし手であって、
人間が内面から刷新されることによって「善良な行い」を
聖霊のみちびきによって行うことができるようになると
キリスト教では考える



 荒魂
神の荒々しい側面、荒ぶる魂である
天変地異を引き起こし
病を流行らせ
人の心を荒廃させて争いへ
駆り立てる神の働きである



 和魂
雨や日光の恵みなど、
神の優しく平和的な側面である。
神の加護は和魂の表れである。
幸魂と奇魂に分けられる

幸魂は運によって人に幸を与える働き、
収穫をもたらす働きである。
奇魂は奇跡によって直接人に幸を与える働きである。
幸魂は「豊」、奇魂は「櫛」
と表され、神名や神社名に用いられる



 人魂
主に夜間に空中を飛ぶ光り物である
人魂は人の体から抜け出た魂が飛ぶ姿であるとされる
余り高くない所を這うように飛ぶ。
色は赤・橙・青白などで、尾を引くが、長さにも長短がある

人が死んだ直後又は死ぬ直前に体から出ると言われるが、
生きている人の体から魂が人魂となって抜け出し、
その人は人事不省に陥ったが、再び人魂が戻ってきて正気を取り戻した、
との言い伝えも各地に伝わる。



 木霊
樹木に宿る精霊、またはその宿った樹木自体を指す
外見はごく普通の樹木であるが、
切り倒そうとすると祟られるとか、
神通力に似た不思議な力を有するとされる。
これらの木霊が宿る木というのはその土地の古老が代々語り継ぎ、守るものである。
また、木霊の宿る木には決まった種類があるともいわれる


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