月の図書室
□くろにゃんこv
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あの兵士さん、クッキー渡すまえにアニて言わなかったっけ……?
アニって、兄のこと‥かな?
それとも…
まさか、いやぃや、でも…
まさか………
「めぇめぇ、め‥?(アニシナ、さん‥?)」
「そのとうりですわ陛下!!」
ばぁん!!
と扉が蹴破られアニシナさん登場
ぁあ…、俺の平和な一日はこの瞬間に、消えたな……。
『めぇ、めめぇめーぇ?(てか、なんでネコ語がわかるですか…?)』
あと修理が大変なのであまり扉を壊さないで欲しいと、今の蹴りで軽ーく足の形が付いちゃってる扉を眺めて見たり
「なぜ言葉が分かったのか聞いているのですか?」
そう!そのとうりです!!と言わんばかりに首を縦にふるネコ陛下
「それは…」
ーゴクリ
アニシナさん作り出す空気に呑まれてしまっている陛下
「勘です!」
『…。』
アニシナさんそれはどうかと思います。
「それに陛下の場合はリアクション見てれば何となく分かりますから」
『…』
マジで!?
とか思わなくも無いけどこんなところもアニシナさんがアニシナさんである所以なんだろうなと思考を強制完結して
俺今ネコなのにそんなに顔にでてるのかなと本気で悩む魔王陛下