☆osa asa☆

□甘え
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「またすぐ会えるのに、何でこんなに悲しんでるだろうね」

まさチャンは、自嘲的に笑って私の背中に腕をゆるく回した。

私は何も言わず、ただ静かに微笑んで、ゆっくりまさチャンから離れた。

「じゃぁ、また連絡するから」

まさチャンは、無理やり明るい笑顔を向けて玄関のドアを開けた。

その姿が、余計に悲しくなり

「連絡待ってるから、必ずしてね」

と、いつもよりも強く念を押してしまった。
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