☆osa asa☆
□child hurt
4ページ/35ページ
華やかな舞台の裏に、私たちは常に孤独と劣等感に闘っている。
そんなときに、同じ舞台に立っているとは思えなくらい輝いている上級生に憧れ
の気持ちから、恋をしてしまうことは、よくあることだ。
実際私だって、上級生に対して淡い恋心を抱いたことだってある。
だから、この子の気持ちが痛いほど分かってしまう。
でも私はこの子の気持ちに応えることはできない。
再び、ゆっくりどかそうと肩に手をかけると、最悪なことが起こった。
向こうからまさちゃんが、歩いてきたのだ。