☆osa asa☆
□child hurt
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きっと怒っているであろう、恋人の登場に不安と緊張が入り混じり、少しの間が何時間ものように感じられた。
「は〜い。って、麻子じゃん!!どうしたの?」
意外にも、春野さんは笑っていた。
しかも、無理しているといわけでもなく何事もなかのように「入る?」とすんなり家に入れてくれた。
ソファに座り、お茶を出され、まさチャンは普通にしている。
(さっきのこと気付いてなかったのかな。イヤ、あんなに目があったんだもん。気づかないはずがない。)
頭の中でグルグル悩んでいると、
「どしたの、麻子?眉間にしわ寄ってるよ。」
私の心配をよそに、まさチャンはニコニコ笑いながら私を見ている。