☆osa asa☆
□1ヵ月
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稽古を終えて、ベンチで一息ついていると、ユミコが横に座った。
「オサさんも、明日行かれるんですね、パーティー。」
「え?うん。何で知ってるの?」
ユミコのエスパーのような発言に少し驚く。
「下級生がすごく喜んでましたもん。休憩の時もみんな、そのことで騒いでましたし。」
ユミコは、私の方を見て笑いながら、そう言った。
「うん。何か最近みんなと話せてなかったから、少し行こうかなって。ユミコも行く?」
「オサさんのボディーガードですからね。行かないわけには行きませんよ。」
ユミコはそう言って、胸を張っておどけた。