☆osa asa☆
□smile
4ページ/28ページ
「ねぇ、笑って。」
「急に、笑えって言われてもなぁ。」
まさチャンは、私の顔を困ったように見ながら、ニコッと愛想笑いをする。
「違う。もっと、クシャっとした顔が見たいの。」
「えぇ。何それ? 出来ないよ。」
「いつもしてるじゃん。 お願い!!」
「う〜ん、困ったなぁ。」
私の無理なお願いに、いつもまさチャンは頭を抱えていた。
疲れた時とか、何か壁にぶつかった時とかに、どうしても見たくなるあの笑顔に、私は、どれだけ救われただろう。
.