☆osa asa☆
□time over
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めったに悩みを言わない春野さんの、ほんとに辛いときにだけ出てくる独り言のようにポツリポツリと呟く弱音を吐く後姿とか
子供のように笑って、ちょっかいを出してくる少女のようなキラキラしてる笑顔とか
酔って意識がないのに「麻子〜。送って。」と甘え下手な春野さんが肩にもたれかかる横顔とか
こんな素のまさチャンを知ってるのは良くも悪くも私が彼女にとって、あまりにも当たり前になりすぎているから…
だから
そんなまさチャンを知らないあの人なんかより
自分はずっと近い存在でいると断言できるのに
いつも羨ましかった。
なんだか勝っているのに、負けてる不思議な気分だ。
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