Short Story

□未定
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「あぁ、もう、メンドクサイ」



心の中で呟いたつもりが、口に出ていたらしい。

特に話したこともないような人が振り返ってこっちを見ていた。

無理矢理視線を外し、溜め息をついて目の前の机に突っ伏した。





ここは、ケルティカの一等地にあるミユ・ロゼ衣装室。

針子を始めてからずっと夢だった、大きな衣装室。

ジョシュアの口利きで入れてもらえ、現在研修期間中。

仕事自体は楽しい。
とてもやりがいがある。
ただし、問題があるとすれば…




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