七色の雫


□第十八章
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「ポケモンじっくり育てて出直してきな!」

「…え、出直してくるの?」

自慢気に笑うリンに苦笑いでコウキが言う。

「っ…あなた達を見くびっていたようね。だけど…」

ジュピターが暗い表情でそう言い、リン達を見た。
しかし、声は落ち込んではいなかった。

「もう遅い!もう私達の仕事は済んだ筈…あなた達を相手にする時間も終わり!」

「仕事!?」

リンは目を見開きジュピターを見る。

「…まさか、仲間がワカバと!?」

「そうかもしれないわね…?ではさようなら。次は泣かせてあげる。」

ジュピターはすぐに立ち直り、槍の柱へと向かい姿を消した。

「リン…僕達も行こう!」

「う、うん!」

リン達も急いで追った。
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