七色の雫
□第二十三章
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場所は変わり、ハクタイシティ。
ワカバ達は小さな民家の近くに来ていた。
「いるかしら?」
「また特訓にでも行ってなかなか帰ってこなかったりして…。」
「…ってか最近あの二人妙に一緒に行動してねーか?」
…と、なんやかんや話ながら、ワカバは民家のドアを開けた。
「博士!リンちゃん達います?」
中には、オーキド博士が一人いた。
博士はワカバ達を見ると、快く出迎えてくれた。
「やあワカバさん!リンさん達はまた特訓に行っておるよ。もう少ししたら戻ってくると思うのじゃが…まあ、今日は大切な日じゃからゆっくり休んで待っていると良い!」
ワカバ達はやっぱり、といった顔をしたが、とりあえず待つことにした。