七色の雫


□序章
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シンオウ地方。
ギンガ団の騒ぎを静め、神話のポケモン達と戦い、ジムリーダーやライバル、そしてポケモンリーグに勝ちチャンピオンになったあの少女の冒険から数年後。

少女の冒険はシンオウ地方全体に伝わる伝説となって語り継がれていた。



勿論、少女の故郷でありこの物語の主人公、リンの住むフタバタウンにも――。





…しかし。

「暇ぁ…。」

リンはそんなことを気にもせず、家の自室のベッドに寝転がっていた。




主人公、リンはフタバタウンに住む14歳の女の子。

チャンピオンの故郷と聞いたら、普通リンもチャンピオンを志し旅をすると思うかもしれない。

…が、リンはそんなものに興味はなかった。

だからまだポケモントレーナーにもなっていない。

いつかはなると思ってはいるが、今は考えていないのだ。



…それに、今は違う問題があった。


「暇暇暇暇暇ー!そして暑い!」
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