七色の雫
□第三章
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コウキに連れられ来たのは202番道路。
「じゃ、早速戦い方をマスターしてもらうよ!」
「無理だって!」
急に言われ焦るリンだが、チコリータは戦う気満々なようだ。
「チコリータは準備できてるみたいだし!ほら、草むら入るよ!」
「いやー!」
二時間後。
バトルだけでなくトレーナーの基本を全てコウキに叩き込まれたリンは、なんとか初心者トレーナーになっていた。
「よし!これでバッチリだね!」
「もぉ無理…ポケモンセンターどこ…?」
リンはくたくただ。チコリータはピンピンしている。
「ポケモンセンターはコトブキシティにあるよ。あ、僕はそろそろ行くから!」
それを聞いて、リンは唖然とする。
「え、一緒に行くんじゃないの!?」
「ほら、別行動のがたくさん動けるしそれぞれいろいろな情報が入るだろ?それにリンももうポケモンがいるから平気だよ!」
「そんなぁ…。」
「じゃ、リン、頑張って!」
がっかりするリンを見てコウキは苦笑すると、軽く声をかけて足早に去って行った。