七色の雫
□第六章
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あのあと、ライトは少し休みたいと言ってモンスターボールへ入っていった。
リンとリーフは、そのまま204番道路を進み始めた。
「あ、花畑が見えてきた…ってことはもうすぐだ!」
『ソノオタウンは花畑で有名らしいものね。』
「よっし!ソノオタウンにれっつご…」
「「そこのおばさん!」」
と、いきなり小さな可愛い声がした。
リンはおばさんと言われカチンと来たのか、怒りマークをつけて声がした方へと振り向いた。
「…え゛?」
するとそこには
「ポケモンバトル」
「申し込んでいいですかぁ?」
そっくりな双子の姉妹がいた。
「か、可愛い…!双子ちゃん?」
「可愛くて当たり前ですぅ!」
「おばさんよりめちゃめちゃ可愛いでしょ?」
「う゛…。じ、じゃあバトルやってあげるよっ!」
生意気な餓鬼…、と内心で悪態を吐くも、リンは双子とのバトルをOKした。
「では」
「いきますよぉ!」
「「ごーです!」」
双子はブイゼルとパチリスを繰り出した。
「…え、何このバトル?」
「「えぇぇぇぇ!?」」
『…リン、まさか知らないの!?』
…リンはダブルバトルを知らなかった。