七色の雫


□第七章
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「やっと着いたー!ソノオタウン!」

『バトルやらなんやらあったから結構時間かかったわね。』

リン達は花香る小さな街、ソノオタウンに到着した。

「さ、まずはポケモンセンターに行こ!ライトを回復させなきゃ!」

『そうね。』

リンは疲れをとる為、また傷付いたポケモン達の傷を癒す為にポケモンセンターへと向かった。












「ふー…やっぱりここはゆっくりできていいね♪」

15分後、リンはポケモンセンター一階のソファでお茶を飲んでのんびりしていた。
膝にはリーフが乗り、けづくろいをしている。
ライトも回復し、リンの隣のソファで座っていた。

『あの…リンさん?』

と、ライトがある時話し掛けてきた。

「ん、なに?」

お茶を飲み終え、リンはライトを見る。
ライトは悲しそうな顔で、ぺこと頭を下げた。

『さっきのバトルでは倒れてしまって…も、申し訳ありませんでした…。』

「あぁ、大丈夫大丈夫!初めてのダブルバトルだったし、ライトは悪くないって!」

リンはライトを見て笑顔で言う。

『そうそう。それにまだライトはレベルが上がっていないだけだからどんどん戦っていけば強くなるわよ!』

リーフもけづくろいをやめてライトを慰めた。
ライトは少し明るくなった顔で、小さく呟く。

『強く…なれますかね?臆病で弱虫な僕でも…?』

「『勿論!』」

リンとリーフは声を揃えて言った。

『男でしょ?強くなるのよ。』

「あ、ならさ、皆でもう少ししたら特訓しようよ!」

『…はい!頑張りますっ!』

ライトはぱあっと明るい表情で嬉しそうに頷いた。
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